教員弾圧二・四事件について学ぶ集会
昭和8年に長野県内の教員が治安維持法違反で弾圧された二・四事件について学ぶ集会が29日、伊那市のいなっせで開かれました。
この日は、「伊藤泰輔日記における二・四事件」をテーマに、上伊那郷土研究会の矢澤静二さんが
話をしました。
矢澤さんは、伊那尋常高等小学校の伊藤泰輔校長の日記から読み解く二・四事件の発端と説明し、事件が起こった当時の様子を話していました。
二・四事件は、教員赤化事件とも言われ、昭和8年2月4日から半年あまりの間に起こった弾圧事件です。
治安維持法違反で県内の教員など600人ほどが検挙されました。
集会は、上伊那の元教員らでつくる実行委員会が、歴史を振り返り後世に伝えていこうと開いたもので、この日はおよそ130人が集まりました。