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「愛と死をみつめて」をまちづくりの起爆剤に

3月にTV放送

「愛と死をみつめて」をまちづくりの起爆剤に

 ジャーナリスト河野実さん著「愛と死をみつめて竏衷I章」をもとにした、テレビドラマ「愛と死をみつめて」が3月18、19日に放送される。河野さんが伊那市東春近出身であることから、応援する商業関係者らはまちづくり活性化の起爆剤にしたいと考えている。
 「愛と死竏秩vは、河野さんと、軟骨肉腫と闘いながら21歳の若さで亡くなった大島みち子さんが交わした手紙をまとめた実録。1963年12月発刊され、140万部が売れるベストセラーになった。
 ドラマは、2人が会った56日間の会話を中心に、河野さんが記憶だけで書き上げた「終章」(昨年12月出版)をもとに、シナリオライター鎌田敏夫さんが脚本を書いた。2人で一緒に伊那へ来る願いはかなわなかったが、伊那の風景が流れるという。
 地元の応援者は、放映で伊那市の名が広がり、計り知れない経済効果を生むと期待。
 いなっせ管理組合・いなっせテナント会は5月6日、権兵衛トンネル開通・新伊那市誕生記念イベントとして、河野さんを迎えて講演会を開く。演題などは未定。
 当日は、64年にヒットした映画「愛と死をみつめて」(吉永小百合、浜田光夫主演)上映やサイン会も予定している。
 ニシザワいなっせ店は「愛と死竏秩v「若きいのちの日記」(大島さん著)「終章」の3冊をそろえている。1月上旬に並べたところ、男女を問わず、30縲・0代がぼつぼつと買い求めているという。テレビ放映前後の売り上げに期待する。
 河野實ファンクラブの店を掲げるJR伊那市駅前の「ラーメン太陽」安田一悟店主は、ドラマにかかわる情報を発信。1年かけ「愛と死竏秩vが浸透してきたとみる。
 「いなっせ」や権兵衛トンネル開通などの整備が終了し、ソフト面の充実が求められる。「一つの恋愛ドラマであるが、心温かい河野さんの生き方が出ている。応援することで、人とのきずなが生まれる」と話す。
 ドラマを生かしたまちづくりの構想はこれからだが、応援者はまちを元気にするために各店が努力するきっかけになればと働きかける。
 ドラマはマコ役草・ス剛、ミコ役広末涼子のほか、大杉蓮、伊藤蘭、小雪などが出演する。

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