臨時休校対応 日中も学童開設
新型コロナウイルスの影響で、上伊那の小学校でも臨時休校が始まっています。
箕輪町内の小学校では、日中学校を開放して学童を希望する児童を受け入れる対応をしています。
町内5つの小学校のうち箕輪中部小学校では、臨時休校が始まった4日から、日中の児童の受け入れを行っています。
受け入れ時間は朝7時30分から午後3時までです。
全校児童617人のうちおよそ100人が希望していて、低学年を中心に4日は60人、5日は50人が利用しました。
通常の授業時間と差が出ないように時間帯を区切り、休憩も入れながら自習をしています。
全員がマスクを着用したり間隔をとって座るようにしている他、1時間に1回は窓をあけて換気をしています。
事業所では子連れ出勤も可能の体制
伊那市東春近で蕎麦などを提供している県指定の就労支援事業所「信州こころん」では、3月から食堂を休業して、職員の子どもを預かる取り組みを行っています。
子どもたちは職員と一緒に店に来てから、宿題をしたり、折り紙や絵を描いて過ごしています。
こころんでは、先月29日に政府が全国の小中学校に臨時休校を要請したことを受けて、その翌日には店を休業して子どもを預かることを決定したということです。
現在、従業員は10人で、このうち園児から中学生までの子どもや孫がいる人は4人だということです。
信州こころんは、県指定の就労支援事業所として障がい者も働いています。
国の制度で、障がい者の人数に対して出勤しなければならない職員の数も決まっていて、休むことは難しい状況だということです。
こころんでは、今後利用する子どもの人数も増えそうだとして、4月上旬まで預かりを続けるということです。