上伊那 春の山火事予防パレード
春の山火事予防を啓発するパレードが、伊那市などで5日、行われました。
パレードは上伊那地域振興局が毎年行っているもので、この日は南信森林管理署などおよそ10人が参加し、3つの班に分かれて上伊那全域を周りました。
春先は空気が乾燥し、山菜採りなどで山に入る人が多くなることから、山火事が発生しやすく注意が必要な時期となります。
林野庁と消防庁では、1日から5月31日までを「春の山火事予防運動期間」に定めています。
運動期間中、上伊那では中山間地の農地やキャンプ場などで啓発を行う予定です。
上伊那地域振興局によりますと、去年の林野火災発生件数は9件で、過去10年で最も多い発生件数となりました。
佐藤公俊局長は「今年は既に1件の林野火災が発生している。
地域の防災意識を高め、林野火災を防いでいきたい」話していました。