上伊那教育会が守屋山城を調査
高遠城を中心とした武田氏の守りの要
戦国時代に武田氏が織田軍との戦いに備え整備したとされる伊那市美篶笠原の守屋山城の調査が15日行われました。
美篶笠原の歴史に詳しい桜井裕記さんの案内で上伊那教育会郷土研究部考古班の宮脇正実さんと井口章さんの2人が調査をしました。
守屋山は標高およそ960メートルで一説によりますと守屋山城は平安時代に一帯を治めていた豪族、笠原氏が築城したとされています。
戦国時代となってからは高遠城を中心に上伊那地域を支配していた武田氏の守りの要の城だったのではないかと考えられています。
上伊那教育会郷土研究部考古班は戦国時代を含む上伊那地域の
中世の歴史を研究していてその時代の城館跡を調査しています。
考古班では武田氏が織田軍との戦いに備え山城を整備していたと考えていて、守屋山城もその一つだとしています。
上伊那教育会郷土研究部考古班では今後、聞き取りや実地調査を
行い、高遠城を囲む山城のネットワークについて研究していくということです。