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箕輪町独自の新型コロナ緊急対策資金創設

箕輪町独自の新型コロナ緊急対策資金創設

 箕輪町は、新型コロナウイルスで、売り上げの減少などの影響を受ける町内の事業所を支援するため、町独自の緊急対策資金を4月1日に創設します。
 緊急対策資金の対象となるのは、新型コロナウイルスにより、最近3か月の売上が、前の年の同じ時期に比べ20%以上減少している中小企業などです。運転資金2000万円を限度に貸し付けます。
 利率は年1.0%で、貸付期間は7年以内と長く、利子を全額町が補助します。
金融機関の協力を得て、町が独自に支援するものです。
白鳥政徳町長は「かなり大胆な仕組みを作らないとメリットが生まれないと考えた。厳しい状況だが町内の企業に踏ん張ってもらいたい」としています。
 新型コロナウイルス緊急対策資金の相談は、23日から、町商工観光推進室商工係で受け付けます。融資の受付開始は4月1日となっています。
 問い合わせ先は、電話96-8300です。
 

新型コロナ町内企業「影響ある」50%


また、箕輪町は、新型コロナウイルスが地域経済に与えている影響について、町内の事業所に聞き取り調査を行いました。
50%の企業が「影響がある」と回答しています。
 調査は3月11日・12日の2日間、箕輪町と町商工会が、聞き取り調査を行いました。
 飲食業やサービス業、建設業、工業など104の事業所から聞き取りを行い、新型コロナの影響があると回答したのは半分の52社でした。
 大きな影響があると回答したのは飲食業や宿泊業で80%売り上げが減少した店舗もあったとしています。
工業では、45.8%が影響があるとしていて、「中国との取引が制限されている」「生産調整を始めている」ことなどを挙げる企業もありました。
 また、建設業では、45.5%が影響があるとしていて、資材の購入に遅れがあり、納期が遅れる状況が出ているということです。
 

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