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村長が聴導犬協会の本部施設移転計画を区長会に説明

村長が聴導犬協会の本部施設移転計画を区長会に説明

 宮田村の清水靖夫村長は14日、日本聴導犬協会が本部施設を村民会館隣接地へ移転する計画に関して、区長会に経過説明した。村が用地をあっせんして村内に本部が残れるよう配慮したと言及。事業内容などから村民会館の隣接地が適地ともふれ、「福祉などの観点からも進めてきた。村民が応援する形を構築したい」と、地域に理解を求めた。
 移転計画は昨年末に明らかになったが、区長会は「新聞報道で初めて知り、事前に地域へ何も知らされていなかった」と村側に説明を求めていた。
 この日、村長は「協会が村外に移転地を探していると聞き、村民からは村内に残すべき施設と要望もあった。私としても村内に残ってほしいと話しを進めてきた」と説明。
 村民会館隣接地に内定したことについては「数カ所候補を挙げるなかで、使い勝手などを考えたうえで決まった」と語った。
 同協会は現在、JR宮田駅前の住宅街に本部があり、聴導犬や多目的補助犬を育成。村民会館隣接地は村土地開発公社から購入、一部賃借し、来年に施設を新築する。
 席上、同公社の担当者は、住民説明が後回しになったことを認めながら「周辺で聞き取り調査もしたが、苦情やトラブルもない」と、協会側と交渉を進めてきた経緯を話した。
 区長からは「事前に住民に説明があれば、もっとスムーズに話しが進んだと思う」「村の説明などを参考にして、住民意見を聞きたい」と意見があった。

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