旧伊那消防署 建物の改修を終えお披露目される
テープカットで完成を祝う
伊那市荒井の旧消防署の建物を有効利用するために改修が進められていた「産業と若者が息づく拠点施設」が完成し、13日にお披露目されました。
13日は、現地でテープカットが行われ、出席者が完成を祝いました。
施設は、旧伊那消防署の移転に伴い使われなくなっていた建物をリノベーションしたものです。
車庫だった1階には、軽い運動ができるおよそ150平方メートルの多目的室の他、オフィスが1部屋設けられました。
2階はガラス張りのオフィス
事務室や会議室があった2階には、ガラス張りのオフィスが3部屋設けられました。
入居する企業の交流の場となるコミュニティスペースの他、誰でも利用できるコワーキングスペースもあります。
30人規模の研修や会議が開ける部屋です。
トレーニング室や倉庫があった半地下部分の地階には、産業支援ルームが設けられました。
高齢者や子育て中の女性の短時間労働のスペースとして活用されます。
他に、およそ20人が利用できる自主学習スペースもあります。
敷地面積は、駐車場も含めておよそ2,300平方メートルです。
総事業費は、およそ3億1,300万円で、半分は国の地方創生拠点整備交付金で賄われます。
施設の名称は、公募の結果alllaに決まりました。
地域の連携を導くという意味の英語の頭文字と、「あるでしょ」という意味の方言をかけ合わせたということです。
貸しオフィスは、すでに入居する企業が決まっているということで、5月中の稼働開始を目指します。
多目的室などの共有スペースは、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、当面の間利用休止となっています。