来年4月の施設使用料改定を検討、利用者に説明
宮田村教育委員会は、2007年度から村民会館や各体育施設などの使用料金を改定し、時間制に変更する考えをまとめた。1日や半日など細分化されていた料金設定を大幅に見直し、より分かりやすい体系に変更。赤字幅が特に目立った村民会館大ホールは、人件費などを換算してより実費に近づける。15日夜に開いた施設利用登録団体の連絡会で明らかにし、理解を求めた。
各施設の使用料は、平日や休日、午前、午後、夜間と細かく、利用者に分かりづらかった。1時間ごとの料金設定変更について村教委は「整理して分かりやすくするのが目的。全体的にほぼ据え置きになるよう考慮した」と説明する。
ただ、1日利用すると人件費などで約3万円の赤字を出していた村民会館大ホールについては、損失が軽減できるような料金設定とした。
登録団体連絡会には約70人が出席。村教委は今年12月の村議会定例会に料金改定の条例改正案を提出し、来年4月から実施したい考えを示した。
新井洋一教育長は「村は行革を進めており、施設使用料の見直しも行なっている。1年かけて利用者の意見を聞いたうえで最終案をまとめたい」と説明した。。
村教委は、今後意見や要望があがってきた場合に再度懇談する機会を持つ方針。村民会館は1998年の開設だが、料金改定は今まで実施していない。