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災害時に応急生活物資を供給

伊那市とニシザワが協定結ぶ

 伊那市は16日、ニシザワと災害時の応援生活物資供給等の協力に関する協定の調印をした。民間企業とは初めて。
 市は東海地震の強化地域に指定され、備蓄倉庫に非常食や炊き出し用具などをそろえているが、大規模災害発生時に必要な量を確保するには不可能であることから、ニシザワに依頼した。
 応急生活物資は容器入りの水、パン、果物などが最優先品目。00年、生活協同組合コープながのと締結した物資供給にないおにぎり、毛布を加えた。そのほか、状況に応じて缶詰、米、電池、トイレットペーパーなどが供給される。これらの品目は店内に備蓄されているという。物資費用は運搬費を含めて市が負担する。
 有効期間は07年3月31日で、それ以後は自動更新される。新市発足後も有効となる協定内容。
 市役所での調印式後、小坂市長は「大規模災害が発生した際、皆さんの力を借りながら迅速に供給したい」と感謝した。
 荒木康雄社長は「創業81年を迎え、地域に育てていただいて今日がある。企業も一市民。何らかの形で手伝えることは光栄」と述べた。
 市の応援協定締結は10件目。ニシザワとしては1件目。

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