入笠牧場に牛を放牧
牛は足腰を鍛え、農家は労力軽減に
JA上伊那は、夏の暑い時季に牛たちに涼しい場所で過ごしてもらい足腰を鍛えてもらおうと、伊那市高遠町の入笠牧場に11日、牛を放牧しました。
この日は、上下伊那の畜産農家が飼育する牛30頭が入笠牧場に放されました。
ホルスタイン種と黒毛和種の雌牛で、生後6か月から1年までの若い牛が多いということです。
放牧は、夏の暑い時季に牛たちに涼しい環境で過ごしてもらい足腰を鍛え、また農家の労力を軽減する目的でJA上伊那が毎年行っているものです。
到着した牛たちは、体重を測り、けがや病気がないかを確認した後、牧場に入りました。
去年まではオスも1頭放されていましたが、今年は牛の安全面を考慮してメスのみとなっています。
JA上伊那によりますと、雌牛はお産をすると体力の消耗が激しいため、高低差のある入笠牧場で過ごして体力をつけることで分娩の負担軽減にも繋がるということです。
牛たちは、10月中旬までここで過ごし、その後下牧する予定です。