宮田高原キャンプ場の利用状況
宮田村宮田高原キャンプ場の昨年の利用状況がまとまった。のべ利用者数は1433人で前年に比べ26人の減少。天候には恵まれたが、利用者数の減少傾向に歯止めはかかっていない。
同キャンプ場の営業期間は原則7月から9月末。県内からの利用者が387人に対して、県外が1046人だった。宿泊が113組とほぼ大半で、日帰りのデイキャンプ利用者は3組。
同高原は標高約1600メートルに位置し、村中心部からは約12キロ、車で20縲・0分の距離。周辺に民家などはなく、完全に下界と離れることから一部のキャンパーに人気があるが、レジャーの多様化なども影響して利用者は頭打ちだ。
キャンプ場周辺の牧場も含め、村の行政改革のなかで見直し事業の一つとして話題に挙がる現状だが、近年は活性化を模索する動きもある。
村商工会青年部がリンゴオーナーで訪れた県外の家族を対象にキャンプを実施したほか、手作りで遊具なども整備。昨年には高原を紹介するパンフレットも新調した。
村産業課商工観光課は「予算など現状維持のなかで、どれだけ工夫するかが鍵になる」と話す。