新型コロナ対策し避難所開設訓練
伊那市の職員を対象にした伊那市災害対策本部訓練が24日行われました。
今年は初めて新型コロナウイルス対策をした避難所の設営や受け入れ訓練が行われました。
伊那市役所に本部を置き、伊那市武道館ではコロナ対策をした避難所の設営や受け入れ訓練が行われました。
受け入れ訓練では、住民役の職員が訪れると、防護服やフェイスシールドを身につけた職員が体温測定や健康状態を確認していました。
聴覚障がいがある人も想定し、マスクをずらし口元を見せたり、絵や筆談を使いコミュニケーションをとっていました。
問診を終えると、新型コロナの症状が疑われる人は、プラスチックの仕切りに覆われたスペースや室内用テントへと誘導されていました。
訓練が行われた伊那市武道館の広さは460平方メートルです。
この広さの避難所ではこれまで140人程の受け入れが可能でしたが、間隔を2メートル空けるなどのコロナ対策を行うと45人程しか受け入れられないという事です。
市では避難所での感染防止対策を進めていく一方、地区の会所やホテル、知人宅なども避難所として市民に示していきたい考えです。