出征兵士と家族の肖像展
戦後75年を迎える今年、地域に残る戦争に関する資料を並べた特別展「出征兵士と家族の肖像展」が、伊那市の高遠町歴史博物館で18日から始まります。
会場には、伊那市を中心に21人から寄せられた写真が並んでいます。
この特別展は、地域に残る戦争に関する資料から当時のことを知ってもらおうと高遠町歴史博物館が企画したものです。
出征した兵士が家族と撮影したものが多く展示されています。
今年は戦後75年の節目の年で、写真以外の戦争に関する資料も多く展示しています。
こちらは、長年高遠町の歴史を研究し、今年4月に91歳で亡くなった矢澤章一さんが、陸軍伊那飛行場で働いていた時に隠しながら撮影したというカメラです。
特攻隊の練習機・通称赤トンボや、伊那飛行場で働く人達を撮影しています。
特別展「出征兵士と家族の肖像展」は、7月18日~8月23日まで高遠町歴史博物館で開かれます。
なお8月8日には、陸軍伊那飛行場で整備士として働いていた伊那市手良の城倉肇さんによる講演も行われる予定です。