伊那市地蜂愛好会 蜂追い大会
伊那市地蜂愛好会は、クロスズメバチ・地蜂を追って巣を探す蜂追い大会を、きょう、伊那市野底で開きました。
餌となるイカの切り身を、森の中に仕掛けておくと、地蜂とよばれるクロスズメバチが、においに釣られてやってきます。
あらかじめ小さく切り分け、糸と目印をつけておいた餌をつかませます。
目印のついた餌を巣まで持ち帰る働きバチを追いかけるのが「蜂追い」別名「すがれ追い」とも言います。
参加者たちは、大きな声を上げて、蜂の後を追っていました。
この蜂追い大会は、地蜂とのかかわりを大切に、マナーを守りながら伊那谷の食と文化を後世に伝えようと行われています。
1日は、地蜂愛好会の会員のほか一般からも27人が参加しました。
蜂を追って走り回り、巣を見つけると、参加者は歓声を上げて喜んでいました。
巣では、働きバチが出たり入ったりする姿が確認できました。
そのあと、煙幕をたいて、蜂を気絶させ巣を掘り出していました。
掘り出した巣は、会員らが餌を与えて育て、秋に開かれる地蜂の巣コンテストに出品するということです。