井月さんまつりオンラインで開催
幕末から明治にかけて伊那谷を放浪し数々の俳句を残した井上井月を偲ぶ「第8回千両千両井月さんまつり」が、今年はオンラインで開かれます。
7月20日は、井上井月顕彰会のメンバーがテレビ会議システムを使って記者会見を開き、概要について説明しました。
第8回千両千両井月さんまつりは、新型コロナ感染拡大防止のためテレビ会議システム「ZOOM」で出演者と観客を繋ぎ、オンラインシンポジウムを行います。
テーマは「漂泊の俳人 再考」です。
講演では芥川龍之介の主治医で井月の句集の出版のため尽力した下島空谷をとり上げます。
井月さんまつりは9月12日午後1時からオンラインで開催されます。
参加するには、井月顕彰会のHPから登録が必要です。
今回の開催を記念し、下島空谷の句集「薇」の復刻版が出版されました。
薇は空谷の唯一の句集で昭和15年に200部のみ出版されたものです。
空谷の甥にあたる駒ヶ根市の下島大輔さんが自費出版したもので、空谷の作品が160句ほど掲載されています。
復刻版は300部が発行され、1冊3,000円で井月顕彰会で注文を受け付けています。
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