アスパラガス自動収穫機開発へ
伊那市の委託を受け、南信工科短期大学校やJA上伊那、公益財団法人上伊那産業振興会などが協力し、農家の負担軽減を目指してアスパラガスの自動収穫機の開発に取り組みます。
6日は、伊那市のJA上伊那本所で自動収穫機の開発に向けた初会合が開かれました。
伊那市のスマート農業の一環で始まった開発事業は、委託先となる南信工科短大、JA上伊那、上伊那産業振興会などが連携して行います。
自動収穫機は、機械がハウス内を単独で自動走行し、収穫に適した大きさになったアスパラガスを刈り取る機能を持たせるということです。
伊那市は、アスパラガスの生産量が県内3位となっていて、全国の市町村では14位となっています。
アスパラガスは、収穫作業の機械化が遅れていて、現在1つ1つ手作業で刈り取っています。
自動収穫機の開発により、24時間の刈り取りによる生産性の向上や、農家の負担軽減を目指します。
白鳥孝市長は、「これからの中山間地域の農業の1つのモデルとして示していきたい」と話していました。
開発に向けた今年度の予算は1,600万円となっていて、来年度末までに試作機を完成させ、2022年度の本格運用を目指します。