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伝統行事さんよりこより

伝統行事さんよりこより

三峰川をはさんだ伊那市美篶と富県桜井の天伯社で月遅れの七夕の奇祭「さんよりこより」が7日に行われました。
今年は、新型コロナウイルス対策として、例年より人数を減らすなどの対策がとられました。
美篶の下川手、上川手の境にある川手天伯社です。
七夕飾りを手にした子どもたちが集まりました。
例年100人近くがこの行事参加していますが今年は、コロナ対策として人数を減らして行われました。
天白社となりの広場では川の氾濫を起こす鬼にみたてた大人の周りを「さんよりこより」と唱えながら歩きます。
合図で子どもたちは七夕飾りで鬼をめった打ちにしていました。
この行事は三峰川の氾濫を治め無病息災を祈るものです。
その昔高遠の藤沢片倉にあった天伯様が大洪水で流されて桜井に着いた後、再び流されて対岸の川手に着いたといわれています。
このことから双方に天伯社が
祀られました。
天伯社に安置されているご神体が出されました。
いつもなら神輿に移し、氏子らがかついで桜井に向かいますが、密を防ぐため、リュックに入れ背負って桜井の天伯社まで運びました。
三峰川は、先月の長雨で濁っていて危険なため、ロープにリュックを取り付け反対側へ渡しました。
さんよりこよりは、三峰川を天の川に見立て七夕の織姫と彦星の年に一度の逢瀬になぞらえた奇祭として毎年行われています。
 

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