おさんやり 柴舟づくり
箕輪町南小河内区のお盆の伝統行事「おさんやり」で使用する、柴舟づくりが9日行われました。
柴舟づくりには地区住民およそ50人が参加し、午前7時からお堂前で行われました。
最初に縄を束ねたり、舟に使うナラの木の枝をはらいます。
準備を終えるとナラの木2本を土台に取り付けます。
舟の先頭となる部分は、木槌でたたき柔らかくし、折り返します。
舟の後ろの部分の木も取り付けると、縄でしっかりと固定します。
おさんやりは、南小河内に伝わるお盆の厄よけの行事で町の無形民俗文化財に指定されています。
200年ほど前から始まり、柴舟が区内を巡行し、地区の災いを地区外に運び出すと言われ、舟の破片はお守りとして家の玄関に飾られます。
今年は新型コロナ感染拡大防止の為、地区内の巡行は取り止めとなり、地区外へ運び出す部分のみ行われるという事です。
全長10メートル、高さ4メートルの柴舟は最後に笹を飾り付けて完成です。
南小河内の伝統行事「おさんやり」は16日の午後4時から行わる予定です。