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南小河内の伝統行事「おさんやり」

南小河内の伝統行事「おさんやり」

 箕輪町の無形文化財に指定されている南小河内の伝統行事おさんやりが、16日に行われました。
今年は新型コロナの感染対策で規模を縮小して行われました。
 地区内の広場には、長さ10メートル、高さ3.5メートルのお舟が置かれています。
 初めに太鼓が演奏されました。
 その後、輪になってヨイソレ節が披露されました。
 いよいよ白い服を着た担ぎ手たちが、重さ400キロほどのお舟を持ち上げ巡行が始まります。
 例年は、2時間ほどかけて地区を練り歩きますが、今年は新型コロナ感染対策で、行事を簡略化し、50メートルほど歩いて折り返すのみとなりました。
 おさんやりは、区内を流れる「大堰(おおせぎ)」が天竜川の流れと逆の方向に流れていることから疫病がはやったとされ、その厄を払うために始まったとされています。
 行事を中止とすることも検討しましたが、疫病を払う行事を行いたいとの区民の声があり実施することになりました。
 次々に担ぎ手を変えて、広場に戻ると竹の周りを3周しました。
 その後、横に倒した舟を何度も前後に揺らし、舟を壊します。
 壊れた舟は、担ぎ手たちが次々に解体していました。
 解体した木片は、それぞれのうちで持ち帰り、玄関に飾るということです。
 

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