伊那北高校に校歌の楽譜贈る
創立100周年記念事業
新型コロナウイルスの影響で中止となった伊那北高校の文化祭ペン祭に代わる行事として校歌の楽譜の贈呈式が4日行われました。
これまで正式な楽譜がなかったことから創立100周年の節目に
日本フィルハーモニー交響楽団に依頼したものです。
伊那北高校卒業で日本フィルハーモニー交響楽団所属の山岸淳子さんが楽譜を届け、ピアノ伴奏用、吹奏楽用、オーケストラ用の3つを生徒に手渡しました。
この楽譜を元に伊那北高校出身のピアニスト平澤真希さんが演奏し生徒が校歌を歌いました。
今年が伊那北高校創立100周年となることから記念事業として
実行委員会が企画したものです。
校歌は1927年、昭和2年の旧制伊那中学校時代に作られました。
「開眼立志」の壁画制作
ペン祭に代わる行事としてほかに全校生徒参加の壁画が作られました。
はがき大の大きさのベニヤ800枚を全校生徒に配り色付けなどを割り当てたもので、ベニヤには今年新聞の記事も貼られています。今年中止となったペン祭のテーマは「彩」でした。
全校生徒一人一人の持つ個性を色にたとえ、その色が混ざり合い
今年でしかできない色を作りあげようという思いがあるということです。
ペン祭は中止となりましたがその思いを壁画にして表現しました。
書かれている文字「開眼立志」は何があってもしっかりと前を見据え進んでいこうという意味が込められているということです。
この言葉は昭和58年に当時の在校生が校舎の屋根に落書きした言葉で今も語り継がれています。
横6メートル、縦1.8メートルの壁画は後夜祭で披露されるということです。