上伊那クリーンセンター 排ガス超過再発防止へ
再発防止策をまとめる
今年5月に上伊那クリーンセンターの排ガスが自主基準値を超えた問題で、上伊那広域連合は原因となった部品の交換頻度を早めるなどとする再発防止策をまとめました。
上伊那クリーンセンターは、自主基準値で50ppmとしている排ガスの塩化水素の値が65ppmとなったことから、2基ある焼却炉のうち基準を超えた1基を7月10日に停止させました。
調査の結果、塩化水素を除去する薬剤の量が少なかったことが直接の原因としています。
これを受け、上伊那広域連合は「原因となった部品の交換頻度を1年ごとから半年ごととする」「定期確認で劣化がみられた場合は速やかに交換する」「第三者機関の測定結果と機械が示す数値との比較を反映させた制御を行う」とする再発防止策をまとめ、7日に発表しました。
停止となっていた1基は、8月28日に本格稼働を始めています。
なお、今回超過した数値の65ppmは、法規制値の大幅に430ppmを下回っています。