長谷総合支所 新庁舎「現庁舎周辺」を要望
長谷地域協議会が検討し市長に要望
伊那市長谷の総合支所新庁舎建設について検討してきた長谷地域協議会は、庁舎の建設場所について「現庁舎の周辺とする」ことなどを28日、白鳥孝伊那市長に要望しました。
28日は、協議会の黒河内修会長が市役所を訪れ、白鳥市長に要望書を手渡しました。
建設場所として要望したのは、現在の庁舎がある場所と向かいの駐車場です。
駐車場に新庁舎を建設し、さらに隣にある前のケーブルテレビの施設を改修して、会議室など新庁舎を補完する施設とすることを求めました。
また、公民館機能を持たせることを要望しています。
現在の庁舎については、「取り壊して、駐車場として利用することが望ましい」と話していました。
現在の庁舎は、長谷村役場として昭和34年に建てられました。
建設から60年が経過し老朽化が進んでいることから、協議会の中に「第一小委員会」を設置し、今年6月から検討してきました。
白鳥市長は、「地元の木を使うなど長谷らしいデザインにしていきたいと考えている。前向きに検討したい。」と話していました。
市では、今後建設計画を策定し進めていきたいとしています。
28日はこの他に、公共交通のあり方についても要望しました。
協議会では、「現在伊那市が進めているドアツードア乗合タクシー【ぐるっとタクシー】が普及した場合、循環バスの廃止が予想される。対象者や運行時間などの利用条件の緩和と、通学や通勤者、観光客への対応を検討してほしい」と求めました。
白鳥市長は、「ぐるっとタクシーが公共交通の位置づけとなるよう取り組んでいきたい」と話していました。