伊那谷ねっと

サイトマップ ニュース検索
1410/(月)

ニュース

原垣外遺跡を地域住民が見学

原垣外遺跡を地域住民が見学

宅地造成のために事前の発掘調査を行っている、伊那市山寺の原垣外(はらがいと)遺跡(いせき)で、出土した土器や竪穴住居などについての現地説明会が3日、開かれました。
この日は、伊那市創造館学芸員の(はま)慎一(しんいち)さんが遺跡について説明をしました。
原垣外遺跡は、伊那市山寺の伊那北高校北側にあり、東西およそ280メートル、南北およそ210メートルの縄文・平安時代の集落跡とされています。
宅地造成のため事前の発掘調査を行ったところ、縄文時代や奈良時代、平安時代のものとされる竪穴住居などが見つかったということです。
このうち、市内では最大の大きさで平安時代前期のものとされる竪穴住居では、「(なま)」と墨で書かれた土器が発見されました。
この日は、市内外からおよそ130人が訪れ、遺跡をカメラで撮影したり、濵さんの説明に耳を傾けていました。
説明会を開いた伊那市教育委員会では「遺跡を見ることで歴史や文化を身近に感じてもらい、興味を持つきっかけにしてもらいたい」と話していました。
なお、説明会はあすも予定されていて、時間は午前9時半からと、午後1時からの2回です。

前のページに戻る 一覧に戻る