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宮島酒店の酒造りの取り組みが財務大臣賞 受賞

宮島酒店の酒造りの取り組みが財務大臣賞 受賞

伊那市荒井の酒蔵宮島酒店は、環境に配慮した製品やサービスなどを表彰する「エコプロアワード」で、最高賞にあたる財務大臣賞を受賞しました。
受賞したのは、宮島酒店の日本酒信濃錦の「地元産契約栽培米を用いた低精白(ていせいはく)の純米醸造(じょうぞう)(しゅ)」です。
「低精白」とは、米の表面を削りとる量が少ない酒の作り方のことです。
苦みや渋みがでるため30%以上削るのが一般的だということですが、低精白で醸造したこちらの商品「信濃錦命まるごと」は、20%しか削っていません。
低精白は米の品質が重要になるということで、地元でとれた無農薬のものを使用しています。
宮島酒店では1991年から減農薬の契約栽培を始め、2005年には全ての米を契約農家で作っています。
また、そのうちの1/4は無農薬米だということです。
エコプロアワードは、自然環境保護や国連の持続可能な開発目標を示す「SDGs」の観点などから総合的に優れている取り組みを表彰するものです。
宮島酒店は、低精白や無農薬、SDGsに取り組んで、生態系保護と酒文化を地域から発信している点が評価されました。
宮島酒店によりますと、これまで全16回の中で酒蔵が選ばれたのは全国で2か所目だということです。
宮島酒店では、様々な資源を無駄にせず「地域の食」に合う酒を作っていきたいとしています。

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