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80代の男性を助けた親子に感謝状贈呈

80代の男性を助けた親子に感謝状贈呈

伊那市小沢の用水路で流されていた男性を助けたとして、南箕輪村南原の会社員橋本(はしもと)智恵(ちえ)さんと、息子で高校生の(れい)さん親子に、伊那消防署から7日、感謝状が贈られました。
この日は、伊那市の上伊那広域消防本部で贈呈式が行われ、伊那消防署の佐藤(さとう)(しん)()署長から2人に感謝状が贈られました。
8月29日午後7時15分ごろ、橋本智恵さんと嶺さんが、伊那市小沢の実家へ車で帰宅していたところ、近くの用水路に80代の男性が転落するのを目撃しました。
母親の智恵さんが駆け寄ったところ、転落した場所には男性の姿が見えず、およそ8メートル下流のグレーチング部分に仰向けで足だけが見えているのを発見しました。
その後、車に乗っていた息子の嶺さんと協力して男性を引き揚げたということです。
救助された男性は意識がありましたが、自力で立つことができず、小沢の自宅にいた智恵さんの夫が消防に救急の連絡をしたということです。
智恵さんと嶺さんの2人は救急車が到着するまでの間、男性に毛布を掛けたり、声をかけ励ましたりしながら支えました。
用水路に落ちた80代の男性は、大事には至らなかったということです。
佐藤署長は「2人の冷静で適切な行動が、男性の命を救った」と感謝していました。

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