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304/(火)

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伊那市で視覚障害者のための音声情報配信システムの実証実験開始

伊那市で視覚障害者のための音声情報配信システムの実証実験開始

 視覚障害者に、よりタイムリーな情報提供をするため、伊那市が関係団体や民間企業と開発を進めてきた音声情報配信システム「きこえるニュースボックス」の実証実験が20日、始まった。ブロードバンドを使って音声情報を配信する取り組みは、全国でも初めて。
 視覚障害者は、点字や吹き替え録音で市報や日常の情報を得ているが、時間的遅れがあった。
 音声情報配信システムは、文章情報をシステムが音声化して直接利用者に届けるため、タイムラグを最大限解消できる。
 文章情報は中央のシステムに配信され、そこから各家庭の子機を通して音声に変換される。利用者はリモコンのボタン操作によって、自分の知りたい情報を選択し、受信できる。
 現在は市報や広報、ローカル情報など約300のコンテンツを入力しているが、実際には数万のコンテンツを保存することが可能だという。市内の希望者6人に子機を貸し出して3月末まで実証実験をする。その結果をもとに改良を加え、半年縲・年以内の製品化を目指す。

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