地区ボランティアが交流
宮田村新田区と町2区の地区ボランティアが20日、交流した。相互理解を図り、今後の活動につなげようと初めて実施。「自己流では分からないこともあり、良い機会になった。今後も横のつながりを持ち、村内全域に輪を広げたい」と双方のメンバーは話した。
交流したのは、村内で最も早い1997年に発足した新田区の「ほたる」(森山悦司会長、20人)と、一昨年から活動している町2区の「ともいき」(矢亀誠一会長、10人)。
この日は「ほたる」のメンバーが、「ともいき」が定期的に開く区内高齢者対象のお茶会に参加。歌や体操などを取り入れ、団らんの場となっている様子にふれた。
「できることからやろうと始めた。お茶を飲みながらみんなで楽しんでいる」と矢亀さん。難しい取り組みをするのではなく、気楽な感覚で高齢者らとふれあいの機会を持っていると語った。
協働のむらづくりを進める宮田村では、地道な環境美化活動などを自主的に行なう「ほたる」を模範に、村社会福祉協議会が村内全地区にボランティアグループの設置を計画。
「ともいき」に続き、大原区の「おおはら」、昨年6月には大田切区に「明日葉」が発足した。
地域助け合いの中核にと期待も高まっており、組織同士の連携も重要になりつつある。「今後もこのような機会を設けて、もっと住民に地域の助け合いをアピールしたい」と村社協は話す。