「の~このおはなし」木部さん 市長に寄贈
伊那市上の原の木部則子さん(84)は、今年制作した、幼いころの戦争と大地震の記憶を描いた絵本「の~このおはなし」を白鳥孝市長に9日贈りました。
この日は、木部さんが市役所を訪れ、白鳥市長に絵本を手渡しました。
絵本は、木部さんが経験した戦争や大地震の記憶をオリジナルの水彩画と文章で綴ったもので、今年6月に完成しました。
市内で40年ほどガールスカウトの指導者として活動していた木部さんは、自身の経験を少女たちに伝えようと、平成19年に紙芝居をつくったということです。
その紙芝居の内容を絵本にまとめたものが「の~このおはなし」です。
白鳥市長は「記録に残すことで後世につながっていくと思う。絵本を頂きありがたい」と話していました。
木部さんの絵本「の~このおはなし」は、伊那図書館や伊那公民館などで閲覧することができます。