伊那市の路線バスなど コロナにより利用者減少
伊那市地域公共会議で報告
伊那市内の公共交通について検討する会議が、26日、市役所で開かれ、今年度上半期は、新型コロナにより利用者が減少したことなどが報告されました。
この日は、市役所で伊那市地域公共交通会議が開かれ、今年度上半期の路線バスなどの利用状況や、来年度の方針が示されました。
路線バスの運行については、昨年度の4月~9月の全体の利用者が77,000人程だったのに対し、今年度の同じ時期は、59,000人ほどと、23%減少しました。
特に利用減が顕著だったのが、緊急事態宣言が出されていた4月・5月で、その後は、若干持ち直しました。
また、人工知能AIを活用した自動配車乗合タクシー「ぐるっとタクシーの運行」が、来年度から市街地を除き市全域に拡大することに伴い、富県・東春近地区循環バス、新山・桜井・貝沼線、高遠循環タクシーを3月末までに廃止、長谷循環バスは減便とするなどの案についても反対意見はなく、会議で承認されました。
会議ではほかに、「ぐるっとタクシー」の利用促進のため今年12月までとしていたキャンペーンの期間を、来年3月31日までとする案が承認されました。