災害ボラ養成講座
災害ボランティアとして必要な知識を学ぶ養成講座が、2年前に台風の被害にあった伊那市荒井内の萱のいちご園で28日、開かれました。
講座は、新型コロナの影響で地域外からの支援がこれまでより難しいことから、地域の中で支えあう体制づくりを進めようと伊那市社会福祉協議会が開いたものです。
講座は、全3回を予定していて、今日は2年前に台風の被害にあった伊那市荒井のいちご園室岡で、災害当時の様子について話を聞きました。
話をしたのは、いちご農家の室岡良昭さんと妻の里奈さんです。
室岡さんのハウスは、2018年10月の台風24号で近くの沢から土砂が流れ込み8棟のうち2棟が全壊、3棟が半壊しました。
その当時、伊那市社会福祉協議会がボランティアを募り、集まった人たちが土砂の片づけを行いました。
室岡さん夫婦が2年前を振り返りました。
講座では他に、土のうづくりや、パワーショベルを実際に操作する体験も行われました。
講座には、高校生も参加しています。
伊那市社会福祉協議会では、「体験を通し災害ボランティアをより身近に感じてほしい」と話していました。
次回は身近にあるもので防災グッズを作る講座を12月に予定しています。