伊那谷の冬の風物詩 ザザムシ漁解禁
伊那谷の冬の風物詩、ザザムシ漁が1日解禁しました。
伊那市の天竜川では、専用の道具を使ってザザムシをとる人の姿が見られました。
伊那市美原の中村袈裟治さん88歳です。
中村さんは、伊那市東春近の殿島橋近くの天竜川で毎年漁をしています。
虫踏許可証をつけ、早速ザザムシを捕っていました。
ザザムシは、水生昆虫の総称です。
石を掘り返し、下にいるザザムシを四手網と呼ばれる網に流し入れます。
中村さんは、60歳の時に本格的にザザムシ漁を始め、今年で28年になります。
毎年、漁の初日には川にお神酒を撒き、今シーズンの安全を祈ります。
捕れたザザムシを佃煮にして知人に贈るのが楽しみだということです。
ザザムシ漁は、来年2月末まで上伊那の天竜川で行われます。