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請願・陳情提出者が市議会議員に趣旨説明

請願・陳情提出者が市議会議員に趣旨説明

伊那市議会12月定例会の社会委員会協議会が2日、市役所で開かれ、請願・陳情提出者が趣旨説明をしました。
 提出者からの説明は、今議会からで、この日が初となりました。
今議会に提出されている請願・陳情は1件です。
安心・安全の医療・介護の実現と国民のいのちと健康を守るための陳情です。
この日は、提出者を代表して長野県医療労働組合連合会の()(つぼ)一輝(かずてる)さんが、社会委員会の議員らに趣旨説明をしました。
新型コロナ対策として医療・介護・福祉に十分な財源を確保することや、公立公的病院の統合再編や地域医療を見直し、地域の声を踏まえた医療体制の充実を図ることを求めています。
伊那市議会によりますと、これまでの請願・陳情の取り扱いを見直して、審査に活かそうと、希望があれば、提出者からの趣旨説明の場を今回から用意しました。
伊壺さんは「コロナ感染者と通常の入院患者の診療報酬は同額の状況の中、コロナ感染者の為に病床を空けなければならず、病院の減収につながっている」と医療現場の現状を話していました。
議員からは、「医療現場が疲弊している状況を議会としてしっかり受け止めていく必要がある」などの意見が出されました。
この陳情は、12月定例会最終日に委員会報告と採決が行われます。

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