春富・美和小水力発電 取り組み報告
伊那市春富土地改良区の織井秀夫理事長と、上伊那美和土地改良区の中山俊幸理事長らが17日、伊那市役所を訪れ、白鳥孝市長に発電量などの報告をしました。
伊那市富県の春富水力発電所と伊那市長谷の美和土地改良区発電所は、農業用の水路の落差を利用して発電する設備で、美和土地改良区発電所は2015年から、春富水力発電所は、2017年から稼働しています。
春富水力発電所は水路に水が通る農繁期の4月から9月の6か月間発電が行われ、発電量は、約134世帯の1年分に当たる647,902キロワットとなっています。
美和土地改良区発電所は、通年で昨年度の発電量は、約16世帯の1年分に当たる、76,754キロワットとなっています。
発電した電力は、中部電力に売電していて、その収入を整備費用などに充てています。
この日は、市に取り組みを知ってもらおうと、初めて報告に訪れました。
白鳥市長は、「伊那市が再生可能エネルギーの利活用を進める中、小水力発電は、そのモデルとなるような取り組みでありがたい」と話していました。