村観光協会と商工会が村内店舗にコロナ対策呼び掛け
新型コロナウイルスの感染が上伊那地域でも拡大していることを受けて、南箕輪村観光協会と村商工会は21日、村内の宿泊施設や飲食店などに感染症対策を徹底するよう呼び掛けました。
この日は、村観光協会の唐木一直会長や、南箕輪村商工会の堀正秋商工会長らが神子柴のホテル、ルートイン伊那インターを訪れ、新型コロナ対策の取り組み状況を確認したり、感染防止ガイドラインを周知しました。
ルートイン伊那インターでは、フロントに飛沫感染防止のパーテーションを設置したり、従業員は出勤前に体温チェックをするなど、感染防止対策を行っているということです。
また、宿泊客が利用する朝食会場では、人数に応じて料理を小分けにしたり、利用者にはマスクと手袋の着用を促すなどの対策も行っているということです。
一行はその後、アクセス沿いにある飲食店「まことおあがり亭」を訪れました。
この店では、テープで来店客にアルコール消毒を促したり、テーブルに食事中以外はマスクの着用を呼び掛ける札を設置するなどの対策をしていました。
また、本来は10人用の宴会席は4人用として席の数を減らし、互い違いにするなどの対策も行っているということです。
長野県の発表によると、南箕輪村を含む伊那保健所管内では21日現在、71人の新型コロナウイルスへの感染が確認されています。
村内の店舗を訪れた村観光協会と商工会では「しっかりとした対策が取られていた。引き続き感染防止に努めてもらいたい」と話していました。