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小寒 そばの実を川に浸す

小寒 そばの実を川に浸す

5日は、二十四節気の一つ、「小寒」です。
これからさらに寒さが厳しくなり始めるころとされています。
伊那市の高遠そば組合は、そばの実を川に浸す「寒ざらし」を行いました。
この日は組合員8人が、伊那市長谷の粟沢(あわさわ)(がわ)にそばの実を浸しました。
今年はおよそ160キロ、1,000食分を用意しました。
 寒ざらしそばは、江戸時代高遠藩が将軍に献上していたとされています。
例年は、大寒の1月中旬から15日間行いますが、江戸時代の古文書「本朝食(ほんちょうしょく)(かがみ)」の中で寒ざらしそばについての記述があり、それに基づいて小寒の5日から立春までの1か月間、川に浸すということです。
寒ざらしそば発祥の地として古文書通りに行おうと、今年から始めました。
組合によりますと、そばの実を冷たい水に浸すとアクが抜け、甘みが増すということです。
この日の粟沢川周辺の気温は氷点下2度、水温は3度でした。
そばは立春の2月4日に引き上げる予定で、その後乾燥させます。
組合に加盟する伊那市のそば店7店舗で、7月22日から期間限定で提供される予定です。 

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