緊急事態宣言　地域への影響は・・・

国が首都圏の１都３県を対象に、飲食店の時短営業などを要請する緊急事態宣言。
伊那地域でも、その影響が懸念されます。
伊那市西町の伊那バス株式会社です。
去年４月から５月にかけて１都７県を対象に発令された１度目の緊急事態宣言後、新宿線の高速バスの便を１６往復から８往復の半分に減らして運行し、車内のアルコール消毒など、新型コロナ対策をとりながら営業を続けています。
例年、年末年始は首都圏から帰省する学生の他、旅行客などの利用者がいるということですが、去年から今年にかけては約８割減だったということです。
伊那バスでは、２度目となる今回も、その影響が懸念されるとしています。
 

また、首都圏と取引のある企業も影響を懸念しています。
伊那市高遠町の酒蔵、株式会社仙醸です。
仙醸では、自社で販売している酒の約２割を、東京などの首都圏に出荷しているということです。
今回の緊急事態宣言により、飲食店が時短営業を行うことで、出荷量の減少につながる可能性があるということです。
２度目となる緊急事態宣言は、１都３県を対象に飲食店の時短営業を主としたもので、期間は８日から来月７日までとなっています。