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箕輪町内で無病息災願う大文字

箕輪町内で無病息災願う大文字

箕輪町北小河内の漆戸常会で五穀豊穣や無病息災を願う「大文字(だいもんじ)」建てが10日行われました。
大文字建ては朝8時から始まりました。
漆戸常会の大文字は、およそ260年前に天竜川が氾濫し水害が起きたことから始まったとされ、町の無形民俗文化財に指定されています。
長さおよそ10メートルの柱に色紙(いろがみ)で作った花飾りを取り付けていきます。
毎年花飾りは住民が集まって作っていましたが、今年は新型コロナ感染防止のため材料を各戸に配布し制作したということです。
柱の先には太陽に見立てた赤い板が取り付けられました。
飾り付けが終わると一気に柱が建てられました。
大文字(だいもんじ)は17日に下ろされるということです。
 
 

箕輪町大出上村の大文字建て

箕輪町内で無病息災願う大文字

また箕輪町大出上村(わでむら)大文字(でえもんじ)も10日建てられました。
上村の大文字も町の無形民俗文化財に指定されています。
道祖神のある辻に住民およそ20人が集まりました。 
長さ10メートルほどの柱に、松や竹の枝、手作りの巾着などを取り付けました。
上村では、江戸時代に大火や
疫病が流行ったことから無病息災や家内安全を願い始まったとされています。
飾り終わると、集まった住民で綱を引き大文字を建てました。
当屋の唐澤實さんは「コロナの感染が一日も早く終息し、災害のない平穏な1年になってほしい」と話していました。
大出上村の大文字は、20日に下ろされる予定です。
 

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