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県立歴史館で中村不折展

洋画家・書家・コレクターとして再発見の機会に

県立歴史館で中村不折展

伊那市ゆかりの洋画家、中村(なかむら)不折(ふせつ)の作品を集めた企画展が、
千曲市の県立歴史館で、9日から開かれています。
8日のオープニングセレモニーでは、笹本(ささもと)正治(しょうじ)館長をはじめ、
白鳥孝伊那市長らがテープカットをして企画展の開催を祝いました。
中村不折は、明治中期から昭和初期にかけ、絵画や書、俳句などの分野で活躍した芸術家です。
幕末の江戸で生まれ、伊那市で育ちました。
展覧会は、「洋画家・書家・コレクター中村不折~伊那谷から世界へ~」と銘打ち、県内外の美術館や博物館が所蔵する代表作品を一堂に展示しています。
不折自らが旧高遠へ寄贈した文展出品作「卞和璞(べんか・たま)を抱(いだ)いて泣く」や、
パリでの留学の際学んだ「裸体習作(らたいしゅうさく)」。
また北信地域では初展示となった、不折が集めた日本と中国の書道資料コレクションなど、合わせて70点余りが並びます。
長野県立歴史館冬季展「洋画家・書家・コレクター 中村不折」は2月21日まで千曲市の県立歴史館で開かれています。

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