中小企業対象 こころの健康研修会
中小企業を対象にした、従業員のこころの健康について学ぶ研修会が伊那市役所で15日に開かれました。
研修会では、医師や労働基準監督署の担当者から周囲の人が行えるサポートや国の支援体制について話を聞きました。
このうち、長野県立こころの医療センター駒ヶ根の鵜澤正寛医師は「こころの不調への気づき」について話をしました。
鵜澤さんは「心が不調な人は、イライラする口数が減るなどなど様々なサインを出している。特に睡眠不足や眠りが浅いなどの場合はうつになりやすいので注意が必要だ」と話していました。
伊那市では2019年に自殺対策計画を策定していて研修会はその一環で開かれたものです。
きょうは、市内中小企業14社からおよそ20人が参加しました。
伊那市によりますと、去年令和2年の自殺者数は、新型コロナウイルスの影響もあり、全国的に増加傾向にあるという事です。