北小河内中村常会でお念仏講
箕輪町北小河内の中村常会は、江戸時代から伝わる無病息災を願う伝統行事「お念仏講」を7日、行いました。
中村集会所には掛け軸がかけられ祭壇が設けられていました。
南無阿弥陀仏と念仏を唱えながら、10メートル程ある数珠を回していきます。
数珠には、1つだけ大きな珠があり、自分のところに回ってくると頭を下げていました。
例年は40人ほどが参加してにぎやかに行いますが、今年は新型コロナの影響で、地区の役員10人ほどが参加して時間も短縮して行いました。
お念仏講は、江戸時代後期の嘉永2年(1849年)に地域に疫病が流行り、それをおさめるために始まったとされています。
中村常会のお念仏講は、箕輪町の無形民俗文化財に指定されています。