向山雅重の写真資料 デジタルアーカイブ完成
2万点の中から2千点
明治37年に宮田村で生まれ伊那谷の人々の暮らしぶりなどについて研究した民俗学者向山雅重の写真資料がテジタルアーカイブ化され、13日から閲覧できるようになりました。
写真資料は、インターネットで「伊那市デジタルアーカイブ」と検索すると見ることができます。
昭和初期から終わりにかけて撮影された人々の暮らしぶりなどの写真を見ることができます。
昭和40年に伊那市西町付近の上空から撮影された写真や、昭和38年に富県で撮影された養蚕農家の写真など様々です。
貴重な資料を誰でも閲覧できるようにしようと、伊那図書館が写真資料2万点の中からおよそ2,000点をアーカイブ化したものです。
事業費は、およそ460万円となっています。
13日は、完成を記念して飯田市美術博物館に30年以上務め、民俗学について詳しい櫻井弘人さんが話をしました。
櫻井さんは「雅重は論文という堅苦しいものではなく、愛情のこもった文章で自身の考えをまとめていた」などと、資料を紹介しながら話していました。