モバイルクリニック 4月から本格運用
伊那市が取り組んでいる日本初となる医師の乗らない移動診療車「モバイルクリニック」の本格運用が4月から始まります。
30日は白鳥孝市長や医療関係者が参加し記者会見が開かれました。
モバイルクリニック事業の2年間の実証実験が終わり、来年度から本格サービスが始まります。
モバイルクリニックは看護師をのせた移動診療車が患者の家に向かい、車内でテレビ電話を通じて医師の診療を受けることができるものです。
実証実験の診療は去年6月から市内6か所の医療機関が参加し行われました。
利用した患者は32人、オンライン診療の実施件数は延べ97件でした。
ほかに、薬局とつなぐオンラインでの服薬指導も行われ、件数は延べ2件でした。
伊那市では今後、参加する病院や薬局を増やしていきたいとしています。
伊那市DXしあわせのまち宣言
また、30日の記者会見の中で白鳥市長が伊那市DXしあわせのまち宣言をしました。
DXはデジタルトランスフォーメーションの略で、IT技術によってビジネスや生活の質を高めていくことです。
今回で「ぐるっとタクシー」「ゆうあいマーケット」「モバイルクリニック」の3つのサービスが本格運用となることから、テクノロジーを活用し誰もが等しく幸福な生活を営むことのできる「しあわせのまち」づくりに取り組んでいくとしています。