キッズわくわく宿冬バージョン
親子で自然に親しむ共同生活を体験してもらおうと駒ケ根市教育委員会は25日、市内の保育・幼稚園の年中、年長園児と保護者らを対象にした1泊2日の宿泊体験「キッズわくわく宿(じゅく)冬バージョン」を同市東伊那の農林業体験宿泊施設「駒ケ根ふるさとの家」で開いた。22組・44人の親子が参加し、たこ作りや手打ちそばつくり、もちつきなどを通して家族や友達同士のきずなを深めた。
初日、参加者らはたこづくりに挑戦。中村新平さん(71)=伊那市西町=の指導で揚がりやすく、壊れにくいたこを作った。父親らが竹ひごで骨を組んだり紙や糸を切ったりし、子ども達はたこの表に動物や花など好きな絵をマーカーで思い思いに描いて約1時間で完成。参加者らは早速たこ揚げを楽しもうと外に出たが、幸か不幸か穏やかなポカポカ陽気でほとんど無風状態。それでも子ども達は何とかたこを揚げようと元気に走り回った=写真。しばらくするうちに少し風が出始め、子どもたちの「揚がった、揚がった」と叫ぶ興奮した歓声があちこちで響いた。中には10メートルほどに揚がる出来の良いたこもあった。
26日にはもちつきやゲームなどを楽しむことにしている。