長谷さんさん農学校開校 土づくりを学ぶ
全12回の講座で有機農業について学ぶ「長谷さんさん農学校」が、4月24日から始まりました。
講座には、伊那市を中心におよそ40人が参加し、初回の24日は土づくりについて学びました。
講師は、県の有機農業アドバイザーで西箕輪の農家瀧沢郁雄さんが務めます。
瀧沢さんは、有機肥料を発酵させる「ぼかし」と呼ばれる肥料の作り方を紹介しました。
ぼかし肥料は、長谷の雑木林におにぎりを1週間ほど置き地域固有の微生物を繁殖させたものを、米ぬかや鶏糞と混ぜて作ります。
瀧沢さんは、「表面が乾かないようブルーシートなどで包むと土の温度があがり菌が増える。2週間ほどで有機肥料が完成する」と話していました。
講座は、長谷地区の農業を中心とした地域おこしに取り組む「南アルプス山麓地域振興プロジェクト推進協議会」が開いているものです。