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屋根なし2階建てバス 伊那市内デモ走行

屋根なし2階建てバス 伊那市内デモ走行

 伊那市の周遊観光への活用を考えようと、屋根のない2階建てバスのデモ走行が13日市内で行われました。
 この日は、白鳥孝市長や、市の職員のほか、地域おこし協力隊員や、集落支援員といった地域の情報発信に取り組む関係者など20人ほどが、2階の座席に乗りました。
 市役所を出発し、西箕輪の農業公園みはらしファームを折り返す1時間ほどのコースです。
 2階は高さが3.8メートルあり、普段と違う目線で、市内の風景を楽しめます。また、屋根がなく開放感があります。
 乗車したメンバーは、写真や動画を撮るなどして、どのようにバスが活用できるかを話し合っていました。
 きょうは、暮らしや観光を交通から考える活動を全国で展開しているモビリティ ジャーナリストの楠田(くすだ) 悦子(えつこ)さんも乗車しました。
 途中、西箕輪保育園の前を通り、園児たちがバスに向かって手を振っていました。
 デモ走行に使われたのはJRバス関東が所有するめいぷるスカイ号です。
 広島東洋カープがセントラルリーグで優勝した2016年と2017年にパレードで使用されたもので、パレード用に屋根が外され、車体が赤く塗られています。
 JRバス関東がJRバス中国から買い取ったもので、去年10月から関東管区の各地で活用されています。
 伊那市とJRバス関東が去年8月に包括連携協定を締結したことから、今後の観光戦略に役立てようと今回、デモ走行が行われました。
 伊那市内を2階建てのオープンバスが走るのは初めてだということです。
 伊那市では今後、桜や紅葉の見ごろなどの時期に向けて、バスの周遊プランを検討していくとしています。
 

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