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上農生がザザムシの養殖に挑戦

上農生がザザムシの養殖に挑戦

ザザムシを使ったふりかけなどの商品開発を目指す南箕輪村の上伊那農業高校の生徒は、商品で使うためのザザムシの養殖に取り組みます。
18日は上農高校コミュニティデザイン科グローカルコース昆虫食班の3年生5人が、40年間漁を行っている伊那市中央の中村昭彦(なかむらあきひこ)さんと一緒に養殖用のザザムシを採取しました。
ザザムシとは、カワゲラやトビゲラなど、川に住む水生昆虫の総称です。
上農高校グローカルコースの生徒は、ザザムシを使った商品の開発を目標に活動しています。
商品を作るにあたり、安定した量を確保しようと、校内で養殖をすることにしました。
川では水槽に入れる石も採取しました。
餌となる藻のついた石や、住み着きやすい凹凸のある石を選んでいました。
1時間ほどでザザムシおよそ100匹とバケツ3杯分の石を採取しました。
中村さんによると、ザザムシの養殖は例がないということです。
学校に戻ると、80リットルの水槽2つにザザムシを入れていきました。
水槽は2つあり、片方には水の汚れをろ過する装置を取り付け、生育の様子を比べます。
水槽にポンプを入れ、川に近い流れができるよう工夫しています。
腐葉土を餌として与えるほか、水温を15度に保つよう生徒たちが世話をするということです。
昆虫食班では、ザザムシが生息できる環境を整え、数年かけて養殖に結び付けたいとしています。
 

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