大人の寺小屋塾で写経
心落ち着かせ
NPОかつらが運営する大人の寺子屋塾が23日夜、中川村葛島の延寿院であり、24人が参加し、伊佐栄豊住職(かつら理事長)の指導で心静かに、般若心経を写経した。
手を洗い、口を濯いだ受講生は香がたかれた本堂に正座し、1分間に4回というゆっくりと静かな呼吸法で心を落ちつかせ、机に向かった。
伊佐住職は「写経とは一字一仏といい、一字一句に仏様をお迎えする気持ちで書く。間違えても、×で消したりせず、○印を付け、紙の上の余白部分に書きなおす。字の上手、下手でなく、早さにもとらわれず、仏様と一体になる感じで書くように」と写経の方法や心構えを話した。
この後、参加者は弘法大師の墨蹟を模した原寸大の手本の上に和紙を置き、1字1字丁寧になぞりながら、般若心経を写した。