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縄文から弥生時代の土器や石器で暮らしの違い学ぶ 特別企画展

縄文から弥生時代の土器や石器で暮らしの違い学ぶ 特別企画展

縄文時代と弥生時代の土器や石器から暮らしの違いを知る特別企画展が、伊那市長谷の長谷公民館で開かれています。
会場には、市内で出土した土器を中心におよそ50点が展示されています。
企画展は、地域の歴史や成り立ちに目を向けてもらおうと、市教育委員会などが長野県立歴史館と共催で開いたものです。
長谷地域では、縄文土器3点が県宝に指定されるなど、20か所の縄文遺跡が見つかっています。
しかし、米づくりが始まった弥生時代の住居跡は、1か所しか見つかっていません。
こちらは、その唯一の住居跡から見つかった「(かめ)」です。
長谷公民館の収蔵庫に眠っていたものが今回の企画に合わせて展示されました。
こちらは、初めてお披露目された弥生時代のものと思われる「遠賀川(おんががわ)(けい)土器(どき)」の壺です。
伊那バイパスの工事に伴い発掘調査が行われた野底の荒神(あらがみ)遺跡から出土しました。
遠賀(おんが)がわ式土器は、米作りが朝鮮半島から伝わったころ北九州の遠賀川で作られていたもので、この土器が出土するとその地域に米作りが伝わった証拠だということです。
市内では初めて、県内でも13例目です。
会場には、県立歴史館所蔵の土器も展示されていて、地域ごとの違いも見る事ができます。
企画展は、来月31日まで長谷公民館で開かれています。
来月22日には、県立歴史館の学芸員による講演が行われる予定です。

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