はしば 島田屋ビル取得
営業再開を目指す
伊那市で飲食店を展開する株式会社はしばコーポレーションは、伊那市駅近くの島田屋の土地と建物を今月取得しました。今後、ホテルやテナントビルとして営業再開を目指すとしています。
はしばコーポレーションが取得したのは伊那市駅近くのこちらのビルです。
6日は、中心市街地の活性化に取り組んでいる商店主や住民でつくる「伊那まちローカルベンチャーミーティング」が市内で開かれ、はしばコーポレーションの八木択真社長が島田屋の取得経緯について説明し、メンバー15人程が活用方法について意見を出し合いました。
八木社長は「地域にとってシンボリックな建物の一つ。何とかしたいという思いで取得をした」と話し「多くの人が利用する建物にしていきたい」と話していました。
参加者からは「ビルの見学ツアーを開くべきだ」「移住や起業を考えている人が活用できる施設になると良い」などの意見が出されていました。
島田屋は伊那市駅近くで衣料品の販売やホテルを経営していました。
八木社長によりますと、島田屋は去年4月からコロナの影響で休業し、9月に破産したと言う事です。
建物は地下1階、地上4階建てで、延床面積は2千2百平方メートルあります。
各フロアの広さはおよそ470平方メートルあり、3階と4階はホテルで客室が22部屋あると言う事です。
土地・建物の取得や改修費はおよそ9千万円だと言う事です。
八木社長は「不安もあるが、みなさんの意見を聞いて楽しみになってきた。色々なアイデアを組みあわせていきたい」と話していました。
今後は消防設備などの改修を行う予定で、営業再開時期は未定だと言う事です。